欧州では平均的に日本の4倍以上の冷却水を金型に供給しています。
それにより、キャビティ内の温度分布を均一にし、サイクルタイムの短縮を図ります。
ここで、日本と欧州の金型水管の「流量」と「温度」における相違点を挙げてみます。
1.配管設計
日本: バイパス配管による長い流動長
欧州: バイパス無しの一方通行
2.温調機のマニホールド
日本: 温調機に付属
欧州: 成形機の金型近傍に設置
3.流量
日本: 流量監視は目視監視
欧州: 水管毎の流量指定が数値化
4.温度
日本: 温調機か金型の表面温度を監視
欧州: 水管とキャビティの温度の相関で監視
5.成形条件に流量要件の有無
日本: 特になし
欧州: 水管毎の流量と温度が条件として指定
かなり異なる事が想像出来るかと思います。
この相違点は日本の成形プロセスにおいて、大きな改善の可能性があると考えています。
皆様にとって、この機会が「可能性」の実現についての新しい気付きになれば幸いです。
Enesty GmbH
〒04746
Fröndenberger Str. 15, Hartha, Germany
: +4915112035607
: eu-sales@matsui.net
: https://enesty.org/
会社概要
私たちは、プラスチック成形業界における皆様の信頼できるパートナーです。
確かな技術とネットワークこそが、enestyの価値となります。
当社の業界知識、技術的専門性、そしてお客様の要件とプロセスへの理解が、工具製造、金型製造、温度制御技術、
およびアディティブ製造の分野で、オーダーメイドのソリューションを提供することを可能にしています。
enestyの営業チームとプロジェクトマネージャーは、プロジェクトのあらゆる段階において、的を射たアドバイスを
提供し、支援とサポートを提供します。
ドイツ、他の欧州諸国、中国の大手企業とのパートナーシップにより、お客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応し、
持続可能な製品の開発を実現しています。
また我々は、お客様のために革新的なソリューションを提供するだけではなく、社会的責任を果たすため、収益の一部を
継続的に社会プロジェクトに投資しています。