昨年も多くのお客様から金型冷却水についてのご相談をいただきました。皆様、設備機械に異常をきたしたり、金型でトラブルが発生してご対応に追われる状況になってからのSOSがほとんどでした。このSOS、中身を分析してみると、99%以上の確率で赤サビかスケールのご相談になります。つまり、この2大トラブルを抑え込むことができれば、冷却水のトラブルは激減するということが言えると思います。
トラブルの発生が少なくなれば、生産効率が上がり、『工場の生産性向上=利益』という構図が見えてきます。
たかが『水』なんですが、されど『水』となってきます。
日本は古来から『水』の環境に関してはよい状況下に置かれてきました。大自然の恵みは清潔で豊かな水量を人々に与え、上水道というシステムが確立し安価で安全清潔な水は蛇口をひねると誰でも手に入れることができます。
しかし、皆が安心して安全な水に信頼を置くがゆえに、蛇口をひねって出てくる水は成形現場で使う水としても問題がないと認識されてきました。
水のトラブルは一朝一夕で現れてくるものではありません。時間をかけてゆっくりと時限爆弾のように水はトラブルに魔の手を差し伸べていくのです。
時間がかかるがゆえ、皆様はトラブルの経験も少なく、あまり問題視されるケースが少なかったのです。
昨今、成形現場では設備機械の高性能化、金型の性能向上と機構が複雑になりつつあります。この性能を十分に発揮するには『金型冷却水の質』も向上していかなければ機械・金型の性能発揮の妨げになることは明らかです。
本ウェビナーを通じて、まずは皆様に『金型冷却水』に関心を持っていただき、常に意識していただくというアイコン(知識)を備えていただければと思っております。
できるだけわかりやすく、簡単な言葉でお伝えすることを意識してお話をさせていただきます。
皆様がすでにご存じな内容も多いとは思いますが、弊社の考える成形現場の水づくりに皆様のご理解をいただきましたらうれしい限りです。
ご視聴よろしくお願いいたします。
〒330-0856
埼玉県さいたま市大宮区三橋4‐140‐2
金型冷却水の抑錆に着目したものづくり、システム構築を目指して活動しています。
4年前にサビレーヌは誕生しましたが、おかげさまで300件以上のお客様にご愛顧いただき、筐体を繰返しお使いいただけるモデルの登場も相成って、
海外への進出もさせていただきました。
いまも現場の皆様の水回りトラブルからの解放をモットーに全国の成形工場様を訪問して、現場の皆様からたくさんのご意見やヒントをいただき、
製品に反映させています。
現場の皆様の冷却水へのリテラシーや関心度は年を追うごとに高まってきていると感じております。
近年では社会からの企業の環境に対する要求度も高くなっています。
実は昨年からサビレーヌを使用しての『スケール対策』もご提案できる運びとなりました。
また、ひどい赤錆で悩まれていらっしゃるお客様にも新たな解決方法をご提供させていただく予定です。
サビレーヌは環境への対応度もばっちり!排水の問題もご心配に及びません。
今回の次世代金型展は初めて参加をさせていただきますが、金型の熱交換機能に対して『水』がどのくらい重要なのか、また簡単に水のトラブルを
解決できるということをご紹介できればと思っております。
少しづつですがパワーアップしている『サビレーヌ』に加えて、総合的に現場の水環境を改善していく・・・
今回はそのような内容でご紹介をさせていただきます。
株式会社 環境機能設備
代表取締役 前川 篤寛