コンビニのおにぎりのフィルムや生鮮品のトレー、お菓子の包装などの食品分野、内視鏡やカテーテルに使用されるチューブの医療分野、そしてスマートフォンの保護フィルムなど精密機械分野など、フィルム・チューブの存在は現代の生活のあらゆる面に浸透しています。弊社は高機能フィルムや多層シートを射出するための工具であるTダイや押出機を含めたフィルム装置一式、医療用ルーメンチューブ用の金型や周辺機器の設計・開発・販売を行っている会社です。

高機能フィルムシートの需要は増えていますが、Tダイを一から設計できる会社は国内では数少なく、その技術力で多種多様な顧客のニーズを汲み取りながら、国内外の大手企業の製品開発を支えています。

一般的に押出業界は古い技術と経験が必要とされていますが、弊社は業界の閉鎖化に歯止めをかけるべく、ベンチャー気質を持って常に数多くの新しい挑戦をしています。そのうちの一つが本日お話しする自動ダイです。

Tダイに流れるフィルム成形用の樹脂の流速を調整するために調整ボルトがあり、Tダイの機能においてとても大きな機能を担っています。調整ボルトの操作は長年の経験が必要とされ、さらに回転ロールと高温Tダイの間の作業であるために危険とされてきました。弊社が開発しております自動ダイは、自動で調整をヒートボルトもしくはモーターで行い、粗調整はモーターで行うことができます。これによって手動での作業から解放され、若手でも作業が可能となり、且つ成膜までの時間を短縮し、結果樹脂の使用量や電気代の削減などSDGsの観点でも利点を生み出します。

安全性やこれからの人材育成等、技術力に甘んじることなく常に高みに向かって挑戦を続けている会社になります。本日のセミナーを通じて、押出に関して抱えている悩みや希望がございましたら、お気軽にご連絡お待ちしております。